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治安いいよ

【紹介】ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団

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続編のガレ魔女が集団幻覚じゃなかった記念*1に、ルフ魔女の思い出とか紹介を書いておきます。

ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』、長いので『ルフ魔女』と略すことが多いみたい。

中身はウィザードリィとか女神転生とか世界樹の迷宮のような、3DダンジョンRPG。3D(主観)視点でダンジョンを1マス1マス進んでいくRPGです。

ディスガイアとかで有名な日本一ソフトウェア から発売されています。遊べるハードはVita、PS4、Switchの三種類で、PS4かSwitchの方がVita版よりちょっとした追加要素とかがあります。

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以下、裏ストーリーまでクリアした感想です。

ネタバレは多分ないです。

 

ストーリー

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ルフラン市という所にある地下迷宮を攻略するためやってきた、魔女ドロニアとその弟子ルカ

でも地下迷宮は瘴気に満ちていて、命あるものは半時として生きてはいられない‥‥。

 

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そこで登場するのが魔女ドロニアが所有していた伝説の書『妖路歴程(ヨウロレキテイ)』たるプレイヤー(あなた)です。

プレイヤーはドロニア様の代わりとなって、迷宮の攻略に勤しむことになります。

 

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言うてレキテイちゃんはただの本ですので戦えません。
その代わり、魔女が作った無数の『人形兵』を率いることが出来ます。

この人形兵たちに個別に職業やパラメーターを設定して『魔女ノ旅団』を作り上げ、地下迷宮を攻略しましょう!

 

 

下の世界と上の世界

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下の世界(ダンジョン)の進行度合いに応じて上の世界での物語が進行していき、上の世界の物語を進めることで下の世界も進められるようになっています。

ルフ魔女はこの下と上が絶妙な塩梅で作られているのが特徴で、ダンジョンが気になるからストーリーを進める&ストーリーが気になるからダンジョンを進めるというサイクルが気持ちよく回っていきます。

 

割とやりたい放題なダンジョン攻略

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壁をぶっ壊してもいいし、穴に落っこちてもいい。

頭を使って敵シンボルをやりすごしてもいいし、全部なぎ倒しながら進んでもいい。

救いを求めるNPCを助けてもいいし、ボコボコにして身ぐるみを剥いだっていい。

普通に3DダンジョンRPGとしても面白いのですが、ちょっとした悪戯心にも応えてくれる懐の広さのようなものがあります。

女神転生のような明確な善悪のルート分岐があるわけではないですが、ちょっと悪いことしてみたいな~って言う欲求があっても満たしてくれる感じ。

 

数の暴力で押し切ろう!豊富な人形兵たち

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旅団を構成する人形兵は、容姿・職業・性格・戦闘スタイル(成長傾向)なんかが自由に設定できます。

フレーバーテキストなんかも好きに入れられるので、キャラクターエディットが好きな人には向いていると思います。

そして何と言っても人形兵の数が多く、最大40体まで連れ歩くことが出来てしまいます。数の暴力は最高だぜ!

と言っても戦闘に参加できるのは5カヴン(パーティ)までで、カヴンの中でも前衛に立てるのは最大3体で残りは後衛。多くても前衛は5カヴン×3体=15体になります。十分多いわ!

カヴン内で前衛と後衛の入れ替えは出来ますが、前衛が死んでいると交代出来ず、前衛が全員死亡すると後衛が残っていても敗北になってしまうため、ゾンビアタックはしにくい。

様々な仕様や調整によって数の暴力をしつつ、簡単にはなりすぎず、それでいてスピーディという見事なバランスに仕上がっていると感じました。

 

エロかったりグロかったり汚かったり、手足もよくもげる

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割とエログロホモレズなんでもありな描写が多いです。直接的な絵は少ないものの、文章による想像力を利用して攻めてくる感じ。

あと嘔吐だの汚物だの汚い表現も平気で出てくる‥‥この辺を極端に忌避している人には何とも勧めづらいのがルフ魔女。

戦っているのが人形兵なので、頭を含めた四肢(パーツ)が吹っ飛ぶというシステムもあります。迷宮から戻れば修理できますが、直さないうちは片腕だけで戦っているみたいな図に‥‥。

ダークな世界観を演出するのに一役買っているので、自分は好意的に受け止められましたが、ここは好き嫌いが別れるだろうなぁと言う感じ。

 

 

まとめ

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ダンジョンRPGとして遊びやすくよく出来たつくりでありながら、ストーリーも非常に魅力的で、伏線や違和感の理由に気付くとと思わず感嘆の声をあげてしまうような名作でした。

自分がプレイしたPS4版では、トロフィーの詳細に誰かの日記のようなものが書かれているのですが、後になると書いた人物や書かれた内容の意味が分かるという面白いつくりになっていました。

結構死にまくったり全滅したりを繰り返したので難易度はそこそこ歯ごたえがある感じですが、自重せずメチャクチャに強化すれば余裕で勝てるように出来ているので、3DダンジョンRPGということでアトラス製のアレやらソレよりは優しいと思います。基本いつでもダンジョンから帰れたり同じ場所から戻って来る技とかもあるので快適。

 

新作となる『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』は、スクショや紹介動画を見た感じではルフ魔女の正統進化みたいな印象ですね。

数の暴力やら破天荒なダンジョン攻略は変わっていないようなので、ルフ魔女では粗削りな部分だった部分とかがスマートになっているだけでも嬉しいな~。

ルフ魔女が良かっただけにガレ魔女のストーリーにも期待がかかります。楽しみ。

 

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*1:2019年7月発売予定→2020年春に延期→発売未定→2020年11月発売予定