前回(シノン騎士団のメンバー)はこちら。
今回はお金を払って雇える傭兵ユニットたちの紹介です。
※印象は★が多いほど、私から見て好印象だったユニットです。
サフィア
印象:★★★☆☆
プレイヤーには正直正体バレバレな巫女様。終盤に覚醒するまでは傭兵をしている。
箱入り娘の極みなので世間のことが何も分からず、本来はレベルに比例して上がっていく傭兵代が、彼女の気分でランダムに変わるという面白い設定がある。(と言っても高くて1000Dくらいなので基本安い)
終盤に巫女として覚醒するまではイゼルナとほぼ役割が変わらない。というか上級装備を持っていないのでイゼルナの下位互換と言っても差し支えない。
覚醒してからは要所で役に立つので、イゼルナと交互に育ててマナディルが使えるレベル11くらいまでは上げておきたいかも。まぁスキルが本体なので初期レベルでもなんとかなる。
専用魔法スターライトは使わない、というか持っていることを忘れてた。そもそもパラミティースが走ってくれるのでわざわざサフィアが前に出る場面がない。ウォードに守ってもらって装甲兵を焼くぐらいやってみても良かったかも。
彼女の好感度が1以上ないと最強ユニットであるパラミティースが参戦してくれないらしいので、一切使う気が無くてもとりあえず1~2回は雇っておくのを忘れずに。
ラレンティア
印象:★★☆☆☆
帝国に占領された国の竜騎士。帝国のやり方に反抗して寝返って味方になる。傭兵じゃないけど「寝返ったやつなんか信用できん」みたいな理由で投獄されてしまい、彼女を戦場に連れて行くには看守に賄賂を払わなければいけないので実質扱いは傭兵である。
リースがCCした際に望むことがラレンティアの解放であったり、終盤には色々とイベントがあったりと物語的にも重要なキャラの一人。
彼女は味方で使える唯一の飛行兵。ベルサガの飛行ユニットは非常に強力なクラスで、剣や槍なんかの直接攻撃では飛行兵には届かないため攻撃できない(相手からの攻撃には反撃できる)という仕様になっている。弓矢は届くもののFEのように特効ではないので一発二発で死ぬことはない。
その強力な仕様によって、敵が直接攻撃武器しか持っていなければ隣を悠々と飛んでいても一切狙われない。そして彼女で敵の離脱ポイントを塞ぐと、どうしようもなくなってあたふたする敵兵を見ることが出来る。
飛行兵である彼女にしか出来ないこと、やれないこと、彼女を連れていかないと圧倒的に不利になることがとても多く、使わされている感がとても強い。
持っているスキルは多彩で便利だが、彼女自身の成長率はそこまで良くはなく、技能も普通なのでしょっちゅう攻撃を外す。「彼女しか出来ないのに彼女が攻撃を外すと非常に困る(そして外す)」みたいな場面がありすぎるため、必須キャラだけど印象が悪い。リセットが嵩むとドラゴンナイトのゆったりとしたモーションにもイライラさせられる。
彼女自身が強かったらそれはそれで問題になってしまうものの、とにかく使わされている感がキツい。ヴェスサガのエイルとルビナもそう。聖戦のフュリーやトラキアのカリンもそんな感じがあるので、加賀さん作品の飛行兵にありがちな傾向なのかもしれない。
ディアン
印象:★★★★☆
復讐に燃えるクールな斧使い。斧だけどナバール族っぽい感じの雰囲気がある。
敵を倒した数が一定数以上となるとイベントが発生して入団するが、敵ではなく障害物を壊すことでもカウントが増えるので兵站基地で稼ぐと楽。今回はそれを活かすために兵站基地まで雇用を控えてみた。
斧使いの中では一番技能が伸びるため、ちゃんと当ててくれるのが嬉しい。斧が欲しいならとりあえずディアンを使っておきたい。
序盤から雇うことが出来て、終盤までどこに出しても活躍してくれるイイ男。CC条件も楽だし、育てたら育てただけスキル習得などの見返りがあるのが何より嬉しい。
全員CCのために兵站基地まで使わなかったけれど、早いうちから彼を育てておいてウォーピックやハンマーアクスを使えるようにしておけばもっと楽になったかなぁと思う。
欠点はそこまで耐久力が無いことと、怒りや連続で倒し過ぎてやっつけ負けが割と起こること。
攻略する上で斧使いは一人は欲しいところだけど、玄人向けのダウド、技能が伸びないアグザル、使い物にならないデリックと並べると、選ぶならディアン一択な気がする。そのくらい便利。
印象:☆☆☆☆☆
寡黙な剣士。高値だが最初から雇えるお助けポジションみたいな傭兵。
今回唯一加入条件を満たさなかった男。というか一度も雇っていない。
序盤がレベルが高すぎるため雇うのが勿体なく、味方とレベルが並んでくるころには同じクラスのフェイに比べると弱いため、良いところがあまりない。
何より雇用費がバカにならないのに、入団に必要な好感度があまりに高いのが最大の欠点。複雑な手順で専用イベントを起こすと敷居が下がるらしいけど、今回は諦めました。
イゼルナのキュアヒールで戦闘不能と回復を繰り返して好感度荒稼ぎしても良かったと思うけど、ウォローのためにそこまでするのもなぁ‥‥となった。
アグザル
印象:★★★☆☆
元海賊の船乗りおじさん。盲目の少女の治療費を稼ぐために傭兵を始めたらしい。
序盤では唯一川や海に侵入できるため、依頼で必須となることが何度かある。
他にも戦士系なのに森に潜めたり、盗賊以外で唯一探索が出来たり、強奪でアイテムを奪えたりと多芸なおじさん。5ターンセーブを使って強引に粉砕を当てたりとかも出来る。
飛行兵であるラレンティアが登場したら、海や川を渡るのは全部彼女がやってくれるのでお役御免となる。探索もセネやセディに任せれば良い。
入団に必要なイベントは初期レベルでもこなせるし、無理して使わなくても満たせるような好感度になっているため、無駄にレベルを上げなくていいのがおじさんの長所。
というか斧技能が全然伸びないため、普通に斧兵としてやっていくには将来性が無くちょっと辛い。斧使いが欲しいならやっぱりディアンが一番だと思う。
シルウィス
印象:★★★★★
以前仕留めそこなったヴァイスという海賊を追っている、賞金稼ぎの女スナイパー。
初見では「こんなに早く出てくる初期スナイパーとか弱いに決まってるやろ!」と決めつけて一切使わなかったという苦い思い出があります。
賞金稼ぎと言うだけあって、捕縛に便利な峰打ちスキルと魔弓アペイロンの組み合わせが素晴らしく、一発戦闘不能も夢ではない。ベルサガを面白くしてくれる姐御。
他にも先制射撃で敵の足を止めたり、潜んで隠れながら対象に近付いて暗殺したり、強弓スキルで遠くの相手を撃ち抜いたりとスナイパーの名に恥じない活躍をしてくれる。
捕縛がいらなくなってくる終盤ではシロックに差をつけられてくるものの、強弓で3マス先を攻撃できるのはシロックにも出来ない芸当なので差別化は出来ます。
合成したブレンクロスボウをなんとかして使いたかったので、終章に持たせて出撃させたけど一回も使わなかった‥‥(クリス出したら死にまくったのでやめた)。イストバルCCしてから使わなかったし、もっとレベル上げてパスカニオンをパクれば良かったかも。
初期スナイパーだからってクレイン兄さまみたいなのを想像して使わないと決めつけると後悔するよ!専用マップもあるし、使わないと合成や賞金首がコンプできないしね。
入団までの必要好感度が高いので、雇用費をケチりたい人はあまりレベルを上げ過ぎないようにするのと良いかも。
ルヴィ
印象:★☆☆☆☆
父に憧れて聖騎士を目指している女騎士。アーサーとは同期でありライバル‥‥なのだが性能的にはアーサーに圧倒的に劣っているのが悲しい。
大器晩成っぽい見た目や初期値・スキルを信じて育てるとガッカリするほど弱い。全然伸びないってわけじゃないけど、見返りが苦労に見合ってないと思う。
S盾が中々伸びなかったのでCC出来たのは13章の直前。一撃喰らうと致命傷なのに前に出さないといけないのが怖かった。そこそこ出撃させてはいたものの、斧回避を利用するために斧の相手ばかりして被弾を避けていたのが原因かも。
散々な言いようだけど専用マップがあるし、CCすると強いパパンが入団してくれるので育てる意味はある。使い続ける意味は正直無いと思うけど‥‥。
アーサーに詰め込んだ要素をルヴィにも分けてやるべきじゃなかったのかと思います。捨て身とかね。
アーサー
印象:★★★★★
ルヴィと共に自由騎士をしている青年。雇い続けるとシノンの騎士となる。
最初からエルバート並みに強く、成長も良く、持っているスキルも全て便利で、入団もCCも楽、と全てが優秀なナイト。騎士王の名を冠するだけある。
当て身で捕縛に貢献してくれるし、武器手入で装備を長持ちさせてくれるのでお財布にも優しい。下級の時点からM盾を使えるので壁役としても頼りになる。
欠点が見つからないくらい本当に優秀な男。さっきも言ったけどルヴィに何個か要素を分けてやっても良かったんじゃないかってくらい‥‥。
クレイマー
印象:★★★☆☆
伝説の剣聖に憧れて傭兵を始めた剣士。剣一筋の少年のような心を持っており、少々アホっぽかったり礼儀知らずな一面がある。
弓が多く、崖も多いこのゲームで、弓回避と崖移動は貴重かつ優秀なスキル。軽兵は回避が命なのでそこを補強できるのは強い。局地戦で輝く男。
ただし、軽兵の例に漏れず防御は無いに等しいので一発当たると致命傷。マーセナリーって名前からオグマ系の傭兵を想像してしまうとダメ。無理に前に出すのは良くない。
弓回避は強いけどあくまで保険。ペルスヴェルよりは耐えるけど、エルバートと同じように扱うことは出来ない。ガトリングボウに突っ込んで行くのはエルバートに任せよう。
同期のフェイに比べると火力に貢献するスキルが無いため、殲滅力では劣る。仲間と連携して確実に敵を倒すように運用したい。
ちょくちょく使ってたけど弓回避が思ったより信用できず、CC後はシェルパに席を取られてずっと控えに回っていた。
まぁ専用マップあるし、そこ通らないとコレクターアイテムがコンプできないので育てて悪いことは無いと思う。
フェイ
印象:★★★☆☆
暗黒騎士カオスに奪われた神剣を取り戻すために戦う女剣士。条件を満たすと終章でカオスと戦うことになる。
女剣士が強い加賀ゲーの法則に漏れず強い。CCすると任意発動の流星剣みたいなスキルを覚えてくる。
俊敏がぐんぐん伸びるので回避は最も高くなる。ただし、当たるときは当たるので過信は禁物。というか割と当たってピンチになる場面が多くて何度もヒヤヒヤした印象がある。
要求される好感度は高いけど、レベル10まで上げれば専用マップも出るし入団するしCCもするしで楽。楽なので他のCCキツい組に枠を取られ、終盤までレベル10のまま放置されていた。
全員CCが終わった13章から、どうせ終章で強制出撃になるしと使い始めたけど火力の無さが結構響いた。レベル低くて強い剣持てなかったのも痛い。
ちゃんと育ててれば無双したんだろうなーという印象です。
デリック
印象:☆☆☆☆☆
無口でほとんどエピソードが用意されていないため、性格がうかがい知れない正体不明のアーマーナイト。
意図的な最弱キャラとして設定されているようで、L盾使いならマーセル、固い斧使いならダウドで良いと、他のキャラより明らかに弱い。
雇用費は激安だしエニードがCCするとオマケで入団してくれるので、わざわざ出撃させる必要が一切ない。貴重な荷物持ちとして使うのが良いと思う。
なぜこんなに弱いのかはエンディングでようやく判明するという面白い演出があります。思い返してみると結構伏線もあったんですよね。
ファラミア
印象:★★★★☆
フェイを陰ながら見守る謎の剣士。フェイがHP0になってもファラミアが介抱してくれるので、フェイは基本的に死亡しないなどの隠れ設定がある。
剣と弓が使えたり、軽兵かつ疾走持ちで移動範囲が広かったり、見切りで致命を防いだり、隠しスキルで強健Ⅱを持っていたりと、とにかく多機能で便利な男。
防御的なスキルが多いため、剣士としても弓兵としても本職に一歩及ばないものの、出せばとにかく活躍してくれるのが嬉しい。専用のオーバカトラスを使えば火力も出せるし。
なにより移動力が5もある軽兵と言うのが想像以上に便利。離脱マップでギリギリまで粘れるのが良い。崖登りもしやすい。
お助けっぽく見えて普通に育つらしいが、最後の方はあんまり枠が割けなかった。好印象だったのでちゃんと使ってあげたかったなぁ。
クリフォード
印象:★★☆☆☆
愛する妻を失ったショックで飲んだくれているルヴィのパパン。飲み代のために傭兵を始めた。
聖騎士だっただけあって、ステータスは既に完成しているお助けキャラの鑑。自前で良い装備を持って良い馬に乗っていることも大きい。
ルヴィがCCさえすればタダで入団してくれる。ただし今回はルヴィのCCが遅かったので出番は最後の最後だけに‥‥。
アデルとレオンがCCしていないなら自軍で唯一のランス使いでもあり、依頼でもらえるドラゴンランスなんかは非常に強力なのでせっかくなら使っておきたい。
ランスと槍が勿体なくて終章にだけ出撃させてみたけど普通に強かった。ルヴィがパパン引換券なんて言われるのも無理もない気がする。ルヴィのCC早ければもっとランス活用できたのになぁ‥‥。
イストバル
印象:★★★☆☆
母親や弟妹たちに食わせるため、山賊になってしまった少年。改心して弓の腕を活かした傭兵を始めるようになる。
確かに弓技能は良いものの、初期値もスキルも貧弱なので最初は一番弱くて使いにくい弓兵である。しかし、レベルが上がってくると強力なスキルを覚えて活躍する大器晩成型。
レベル20で覚える追撃がとにかく強いので、鍛えると決めたら集中して経験値をあげるようにしたい。
パスカニオンという専用の弓をめぐる一連のイベントで出撃を要求されることが多く、そのイベントで配置される敵が厄介なため、育てるつもりがないなら一切使わない方が良い気がする。中途半端に使っても微妙なままだった。
弓技能はぽんぽん上がるのでCCは他に比べて楽。ただ、CCしてからは放置していたせいでパスカニオンの暴発が怖くて連れていけなかった。
オルウェン
印象:★☆☆☆☆
女好きのひょうきんな神官‥‥と思わせておいて深刻な裏事情を抱える司祭。
入団前は20ターン経過すると暗黒の呪いで敵に寝返ってしまうという極めて特殊なキャラで、20ターン経つ前に自前の帰還スキルでマップから離脱しないといけない。
帰還とエスケープを合わせて、離脱マップでは足の遅いキャラを離脱させつつ自分も帰れるから便利!‥‥と思いきや、20ターンで帰るというのが想像以上に役立たずだった。
というのも離脱マップは24ターン制限であることが多く、20ターンを前に歩兵やこいつが帰ってしまうと残りの4ターンは少ないキャラで対応しないといけない。更に離脱マップは残りの4ターンで色々やらないことが多かったりするので‥‥。同じことをやらせるならイゼルナに帰還の魔石を持たせた方が断然良かった。
イゼルナやサフィアと違うのは回復だけでなく精霊魔法も使えることだが、技能がカスみたいに低いので精度の高いファイアーくらいしかまともに使えない。魔道士が少ない序盤ならファイアー持っておけばちょっと役に立つ。
終盤にようやく入団して呪いも解け、暗黒の力も扱えるようになるが‥‥暗黒魔法はレベル3までしか使えないという制限がつく。あと3マップなんだからいいじゃんよ~~~。ブラックメティオ使わせてよ~~~~~。
せめてもっと早く入団したらダークヒールが便利だったかもしれないのにね。とにかくすごく印象の悪い男です。
印象:★★★★★
ハイランド王国一の戦士。ハイランダーって言うけどバスタードと同じ感じのクラス。
雇用費が高い代わりに強いというお助けキャラであるものの、要求される好感度が非常に低いのでイベントさえこなせばあっさり入団してくれるが嬉しい。使うつもりがなくてもとりあえず入団させておこう。
驚異の3回攻撃の専用大剣ブリムランガーに、奇襲や反撃スキルのおかげで何が何でも相手を張り倒すことが出来る。レベルが高いので他の強い剣を使えるのも良い。
反撃を活かすためにラーゼタールを与えてみたら思った以上に頼れるゾンビと化した。戦速も確保出来るので、石弓相手にも切り込んで吸収できる。普段は活かしにくい護衛もラーゼタールを持ちながらなら怖くない。
本格的に使い始めたのは終盤だけど、出撃したら必ず活躍してくれる頼れる兄貴だった。
セディ
印象:★★★☆☆
二人目の盗賊。孤児たちのリーダーをやっている皆の兄貴分的な少年。
雇用費が一定以上になると入団してくれるため、とりあえず雇い続けておこう。使わないにしても荷物持ちは何人いても困らない。
セネとは運用法が大きく異なり、回避の高さを利用して挑発して撹乱したり、運に頼らず装備やアイテムを盗めるのがセディの長所。
レベルが上がると致命率が上がっていくが、ボルトナイフを使う際に邪魔でしかない。苦労して育ててもアサシンみたいな使い方は出来ないと思うので、経験値はセネに回した方が良い気がする。CC無いからレベル上げなくていいし。
軽騎馬で索敵できるセネの方が個人的には役に立った。盗むは楽しいんだけどね。
ペルスヴェル
印象:★★★☆☆
生き別れになった姉を捜すため、流れの傭兵をやっている魔道士の少年。
射程が長い雷魔法をまともに使える初めての魔道士。離れて強力な魔法が撃てるのは、接近しないといけないアイギナやエニードに比べて大きな利点。
他の魔道士と違って専用魔法を持っていないが、二回攻撃のブレンサンダーを専用魔法だと思って大事に使うようにしよう。
技能の伸びはアイギナよりマシなはずなんだけど中々伸びず、結局レベル20でようやくCCした。
弓回避を持っているが発動しなくて即死する場面が多かったり、雷魔法は精度に難があるため外してしまうことが多かったりと、肝心なところで確率に嫌われる印象が強い。